ひとつの文章で7つの意味が出てくる!?
あまりにもこの女の子が可愛い表情をしていたので思わずこれを選びました。
ども、斎藤です。
今日は言語のおもしろさを少し見てみようと思います!
前回の言語おもしろいよシリーズはこちら→言語学の魅力、おもしろさを少し語ってみた
まずはこちらを見てください
Emphasize a different word every time you say this sentence: "I never said she stole my money." There are seven different meanings in one seven-word sentence!
要はこの文章、声に出して読む時にどこを強調するかで意味が変わるよということです。アメリカにいる時に友達が教えてくれました
例文の日本語訳は以下の通り
彼女が私のお金を盗んだなんて決して言っていない
ではまずひとつめ
I never said she stole my money.
主語のIを強調した場合どうなるのか。解釈は以下のようになります。
いやいやおれは言ってないよ!彼女がおれのお金盗んだなんて。他の誰かが言ったんじゃん?
実に無責任な発言ですね。
ふたつめ
I never said she stole my money.
neverを強調するとどうなるのか。
本当に言ってないからね!絶対に彼女がおれのお金盗んだなんて言ってない!!
みっつめ
I never said she stole my money.
つづいてはsaidを強調しましょう。すると、、、
いや彼女がおれのお金盗んだなんて言ってはないんだけどさー。ちょっと態度に出ちゃってたかもなー。だからみんなに知られちゃったのかも
よっつめ
I never said she stole my money.
sheを強調すると次のようになります。
いや確かに誰かがお金を盗んだとは言った、でもそれは彼女がって意味じゃないよ。気にしないで。別に彼女とは言ってないからね
いつつめ
I never said she stole my money.
stoleの強調。
いやーてっきり彼女はおれのお金を借りてただけだと思ってたんだけど。彼女お金なくて困ってたしさ。盗んではないでしょ。盗んだとは言ってないよ?
むっつめ
I never said she stole my money.
次はmyを強調してみましょう。
いやおれのお金盗んだとは言ってないよ。。。ただ誰か他の人のお金を盗んだんだろうなーって。ごめん。
ななつめ
I never said she stole my money.
最後はmoneyの強調。
お金を盗んだとは言ってない!でもおれのお金ではない何かが彼女の手によって盗まれたんだ!
これは実は日本語にも言えますよね。いろいろな文章でも同じことが言えます。
例えば
斎藤は決して彼女がゴリラに似てるとは言ってない。
とあったとします。
例えば彼女を強調すれば、斎藤は彼女以外の誰か、友達とか上司のことをゴリラ顏だよななんて言ってた可能性は出てきます。
あのゴリラ面課長、いつもおればかりにお茶出しさせるんだぜ
斎藤悪いやつですね。このように陰で人の悪口を言うのはよくないですよ!
またゴリラを強調したとします。
そうすると
いやゴリラに似てるとは言ってない。ただ彼女がロバにめっちゃ似てて笑えるんだわこれが。
なんて展開もありえます。またしても斎藤悪いやつですね
少し踏み込んで言語を見てみるとおもしろいですね〜 (斎藤的にはとてもおもしろい)
今日はこのへんでおしまい。
ではまた!